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ある日突然,、激痛に襲われる!

発作が起こるとたちまち赤く腫れてしまい、ほんの少し動いたり、近くを車が通りすぎる音さえも足に響き、激痛を感じてしまいます。まさに、読んで字のごとく「風が当たっただけでも痛い」のです。

これほど痛い痛風なのに、
激しい痛みは一時的なもので、長くても1〜2週間しか続きません。その後は何事もなかったかのように痛みが治まってしまうので、「あれ、治ったんだ」と勘違いしてしまうことも多いのですが、発作が治まったからと言ってこの病気が改善されたわけではありません。


痛風は、血液中に「尿酸」という物質が増えてしまうことによって起こります。炎症を起こしたところの体液を顕微鏡で見ると、針のような形の尿酸ナトリウムの結晶が確認できます。激痛を引き起こすのは、白血球が尿酸ナトリウムの結晶を異物と見なして攻撃するからです。この白血球が活性化していき、組織が炎症を起こすのです。
尿酸とは人体の中で分解できない老廃物です。もともと一定量の尿酸を保持していますが、少しずつ尿に溶かして排泄しています。何らかの理由で尿酸が増え、手足の末端や関節、耳に尿酸がたまり、この状態が長く続くと尿酸は尿酸ナトリウムの結晶になるのです。

<血清尿酸値> 
■正常 男:4.0〜6.5mg/dl  女:3.0〜5.0mg/dl
■高尿酸血症 7.0mg/dl以上


尿酸がたまる仕組み

尿酸の原料となるのが、美味しいものに多く含まれているという
「プリン体」です。
口から入ったプリン体は腸で分解されて排泄され、ごく一部が吸収されます。そのプリン体は肝臓で分解され、尿酸になりますがそれほど多くはありません。

実はわれわれの体内から多くのプリン体が作られています。細胞の新陳代謝によって、壊れた細胞の核からプリン体がたくさん出てくるからです。つまり、尿酸の原料の多くは、私たちの身体の細胞から生まれたプリン体なのです。

肝臓で作られる尿酸のうち、食べ物によって作られる尿酸はおよそ4分の1と言われています。そのため、食事中のプリン体が多少増減しても、その影響はあまり大きくないのです。ただし、高プリン体の食べ物を長期間、大量にとり続けた場合は、その分だけ尿酸は増えます。

  <尿酸が増える原因>

  ■高プリン体の食べ物
  ■無酸素運動(激しい運動)
  ■ストレス
  ■アルコール




尿酸の排泄異常

尿酸を体外へ排泄しているのは腎臓です。実はインスリンが原因で腎臓の尿酸排泄がうまく行かないことあるのです。
インスリンは血液中の糖を細胞へ送り込み、血糖値を一定に保ってくれています。ところが、血液中の糖が減らないと、どんどんインスリンが分泌され余ってしまいます。これは
高インスリン血症と呼ばれる状態です。(たとえば肥満の方など)

ここで重大な異変を起こすのが腎臓です。健康な人の場合、腎臓の尿細管というところで老廃物を排泄して、必要な成分だけを細胞へ戻す働きをしているのです。そこに、増えすぎたインスリンがやってくると、排泄しようとしていた老廃物を再び細胞へ戻し始めてしまいます。

これが高尿酸血症の原因のひとつと考えられています。


甘いものをたくさん食べる
      ↓
  高インスリン血症
      ↓
腎臓が尿酸を排泄せずに戻してしまう
      ↓
   高尿酸血症




痛風を予防する食事とは?

尿を食事によっていい尿にすることで、尿酸を溶かしやすくすることができます。

代表的な尿アルカリ化食品
くだもの バナナ、メロン、グレープフルーツ
野菜類 ほうれん草、ゴボウ、にんじん、キャベツ、大根、かぶ、なす、アスパラガス
イモ類 里芋、じゃがいも
海草類 ひじき、昆布、わかめ
その他 牛乳、大豆、干しシイタケ

さらに、
有酸素運動(散歩、ヨガなど)をプラスすると効果的です。



鍼 灸 治 療

鍼灸治療では単なる鎮痛効果を目的とするのではなく、全身的に尿酸を減らしていくような治療を行います。

肝臓へのアプローチ: 肝兪、期門などを用いて尿酸の生成を抑制します。

腎臓へのアプローチ: 腎兪、次リョウなど用いて利尿、尿酸の排泄を促します

疼痛部位へのアプローチ: 痛みが出ている部位に直接鍼や灸をすることはありません。巨刺、子午陰陽配穴などを利用し、鎮痛効果をねらいます。

その他: 東洋医学的には脾臓との関連も大きく、消化系統全般の調節も行います。



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